ドラムチッパ
各種環境リサイクル機械の製造で実績があるタガミ・イーエクスが開発したドラム式のチップ製造機です。間伐材などの未利用材から、バイオマス発電に適した木質チップを安定的に製造します。
お問い合わせはこちら
木質チップ製造に
ドラムチッパが選ばれる5つの理由
1
パワフルな処理能力
最大直径500mmの原木を前処理なしで丸ごと切削します。複数の木材を一括投入できるため、効率的にチップ加工を行うことができます。従来のディスク式の破砕機に比べて木材投入時の跳ね返りが少ないため、安全性にも優れます。
2
安定生産を実現
チッパロータの負荷を常時監視し搬入装置を自動制御することで、安定した連続運転を実現しています。【特許申請中】
3
メンテナンスが容易・安全
搬入ローラを上昇させるとチッパロータ周辺が開放されるため、ナイフ交換が容易に行えます。メンテナンス時は、二重ロックで搬入ローラを固定、ロックピンでチッパロータの誤回転を防止し、万が一の事故を未然に防ぎます。
4
ワンオペ可能
原木投入からワンオペが可能です。標準装備の無線ラジコンを使えば、材料積載機(パワーショベル)の運転席に乗ったまま各種操作を容易に行うことができます。
5
柔軟なシステム提案
設置場所の条件に応じて、ドラムチッパ本体と周辺機器(排出コンベア、スクリーン、チップコンベア等)を組み合わせた安全かつ高効率なチップ製造システムを提案します。
持続可能な地域社会のために
ドラムチッパができること。
-
1環境にやさしいバイオマス発電を推進します。
木質バイオマス(チップ)は、有力な再生可能エネルギーとして注目されています。木質チップを燃やすとCO2が排出されますが、樹木の成長過程で光合成によりCO2が吸収されるため、大気中のCO2濃度への影響はプラスマイナスゼロとなり、カーボンニュートラルを実現します。
-
2林業振興と地域の活性化をサポートします。
現状、間伐材の用途は限られており、伐採後に山林に放置されていることも少なくありません。これを地域で加工し、エネルギーとして活用することで、林業の活性化や新たな雇用の創出など、地域内での経済循環が期待できます。
-
3里山保全に貢献します。
山林は適切な間伐をすることで太陽光が差し込むようになり、残った樹木が大きく育ちます。木質バイオマスの利用が広がれば、森林整備がより進み、森林資源を循環的に利用することが可能になります。
主要仕様
TCS-530 | TCS-520 | ||
---|---|---|---|
原材料寸法(mm) | 最大φ600×4000 | ||
全長(mm) | 10990 | ||
全高(mm) | 3071 | ||
全幅(mm) | 2580 | ||
投入口サイズ(mm) | W950×H600 | ||
投入コンベア寸法(mm) | W850×L2934 | ||
処理量(m/h)*1 | 原木 | 75 | 55 |
チップ | 200 | 150 | |
チッパモータ(kW) | 250 | 160 | |
チッパロータ径(mm) | 950 | ||
チッパロータ回転数(rpm) | 650 | ||
ナイフ個数 | 6 | ||
質量(kg) | 15900 | 14800 |